認知度が60%UPになるケースも! PR効果がグッと上がったYouTuberタイアップ事例

近年、注目を集めているのがYouTuberという職業です。これは、YouTube上に動画を配信し、広告収入で生計を立てている人々のこと。人気YouTuberになると、1つの動画だけで数100万再生以上になるケースもあるというから驚きです。

実は、YouTuberはマーケティングにおいても重要な“広告塔”の役割を果たします。YouTuber専門のマネジメントプロダクションUUUMが実施したタイアップ動画の効果検証結果(※)によると、タイアップ動画の視聴者と非視聴者を比較した場合「商材に対する認知度」「興味関心」「好感度」「購買意欲」の4つが、それぞれ30%ほど上昇するという結果が出ているのです。

また、YouTuberの佐々木あさひとワコールのタイアップ動画では、サービスの認知度がなんと約60%も上昇しました。だからこそ、多くの企業が彼らに興味を持っており、商品やサービスのタイアップを依頼するケースが増えています。

では、具体的にこれまでどのような動画が生まれてきたのでしょうか? 今回は、YouTuberを活用したタイアップ事例を紹介します!

※…参考情報<http://www.uuum.co.jp/2015/03/25/2254>

ゲームのガチャの結果で、読者プレゼントの予算が変わる―ヒカル×株式会社ネクソン

「【検証】一台の自動販売機を全部売り切れにするにはいくらお金がかかるのか?」「高額当選きた!?グリーンジャンボ(宝くじ)100万円分買ってみた結果…」など、高額なお金をかけた企画に特徴のあるYouTuber。

動画の投稿を開始してから、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が150万人以上に到達。いま最も波に乗っているYouTuberの1人です。

この事例は、株式会社ネクソンの「HIT」というゲームアプリの紹介動画。100回ガチャを引き、出てきたキャラのレア度に応じて視聴者へのプレゼントの予算が変わるというユニークな内容です。

「課金することで、より楽しめる」という特徴を持つゲームアプリと、「高額なお金をかけるYouTuber」を組み合わせることで、効果的なPRにつなげています。

チャンネル登録者数2200万人以上! 超有名海外YouTuberを起用―Smosh Games×PlayStation

Smoshとは、アメリカ合衆国出身のYouTuber。少年時代からの友人であるアンソニー・ペディラとイアン・ヒコックスの2人が組んでいるユニットです。チャンネル登録者数は2200万人以上で、ゲーム関連の動画が中心のSmosh Gamesも770万人以上のチャンネル登録者数。日本のYouTuberよりもはるかに多いチャンネル登録者数を誇ります。

ゲーム実況系のYouTuberはたくさんいますが、Smoshの特徴はなんといってもそのクオリティーの高さ。BGMもついていて、カット数も多く、たくさんの人物が登場していて、まるでテレビ番組のようです。

日本企業と同様に、海外企業もYouTuberへ高い関心と期待を寄せています。

もはや映画の宣伝にも、YouTuberを起用する時代―東海オンエア×D / BRKR

「【恐怖】ストーカーが部屋に潜んでるドッキリ」「塩酸で散髪してみた」など、おもしろ系の動画をアップしているYouTuber。チャンネル登録数は160万人以上と大人気。また、オリジナルグッズの販売もしています。

今回紹介するタイアップ動画は、なんと映画の宣伝。YouTuberといえば商品紹介のイメージが強いですが、今や映画の宣伝にも起用されるほどの影響力を持っています。

肝心の動画の内容は、スーパーヒーロー・コメディ映画であるデッドプールのCMを、東海オンエアがパロディーを加えてアレンジしているものです。これは筆者の私見ですが、デッドプールは非常に過激な内容を含んでいるため、その宣伝を請け負うことができ、かつ影響力のあるYouTuberとして東海オンエアがピックアップされたのではないでしょうか。

複数の大物YouTuberを起用。合計再生数、なんと240万以上!-HikakinGames×水溜りボンド×株式会社Aiming


ヒカキン、水溜りボンド、セイキンという大物YouTuberを同時に起用した豪華なタイアップ動画。

ヒカキンさんはマリオのビートボックスの動画で一気に有名になった日本を代表するYouTuberであり、その兄のセイキンさんもチャンネル登録者数220万人以上の大物YouTuber。また、水溜りボンドさんはチャネル登録者数100万人以上で、「氷の球を真空に入れると沸騰したあとに凍るらしい」などユニークな企画が持ち味のYouTuberです。

動画の内容は、プロモーションの対象であるゲームアプリを使い、2チームに分かれて対決するというもの。ヒカキンさんの動画ではゲームアプリを使い、水溜りボンドさんの動画ではゲームアプリの原作ボードゲームを使って対戦しています。

このタイアップ動画は2つ合計して、なんと240万再生以上。影響力のあるYouTuberを同時に起用することで、短期間での爆発的な認知度アップにつなげた好例です。

「筋トレYouTuber×筋トレグッズ」で効果的なPRを実現―サイヤマングレート×DB Praise

「片手で懸垂ができるようになる為の筋トレ法!!」「なかやまきんに君と筋肉雑談!!筋トレのきっかけとか」など、筋トレの方法や道具、食事について紹介しているYouTuber。チャンネル登録者数は14万人ほどと他の大物YouTuberと比べると少なめですが、筋トレに興味をもつ男性などコアなファンの獲得に成功しています。

このタイアップ動画は、筋トレグッズの商品紹介です。筋トレ用具などの商品は文章だけでは魅力を伝えづらいので、動画での商品紹介はかなり効果的。また、当然ながら動画の視聴ユーザーとの相性はバツグンです。加えて、動画内では期間限定クーポンの告知も行なっており、視聴ユーザーの購買意欲を促進しています。

美容系YouTuberが、美意識の高いユーザーを集客してくれる―SekineRisa×ダイソン

「無印良品コスメでメイクしてみた!」「通常目からデカ目になるメイク」など、メイクアップ動画や美容商品などの紹介が中心の美容系YouTuberです。なんと、本業は看護師という異色の経歴。チャンネル登録者数も64万人以上と多く、女性を中心に幅広い層からの支持を集めています。

このタイアップ動画では、ダイソンのヘアドライヤーを紹介。先ほどの筋トレグッズと同様、文章では伝わりづらい商品の魅力を伝えることに成功しています。

また、美容グッズの場合「有名な〇〇さんが使っているから、私も使いたい」ということによる宣伝効果もあります。多くのファンを抱えるYouTuberと、非常に相性の良いマーケティング手法と言えるでしょう。

ファミリー動画で、主婦層の購買意欲を刺激―プリンセス姫スイートTV×UNO

パパとママと息子のおういくん、娘のひめのちゃんという4人家族によって運営されているチャンネルです。「赤ちゃんごっこ『哺乳瓶で早飲み対決!』」「『ひめ&ティアラを守れ!』段ボールで宝石ティアラ&王冠作り」など、おもちゃやゲームなど子供向けの動画が中心。チャンネル登録者数は47万人以上の大物YouTuberです。

「小学生のなりたい職業ランキング」の第3位にYouTuberがランクインするなど、現代の小学生はYouTubeに対して大きな興味・関心を抱いています。しかし、商品購買能力の低い小学生がYouTubeで紹介されている商品を買うことはなく、結局は親が購入するケースがほとんど。だからこそ、「小学生の子供を持つ親」をマーケティング対象とし、家族で楽しく遊んでいる動画を活用することで、PRが効果的になります。

ここで紹介しているタイアップ動画でも、親子でUNOを楽しむ様子をユニークに配信しています。

ゲーム実況は、依然としてYouTubeで大きな市場―たこらいす×マイケシ

マインクラフトを中心としたゲーム実況を配信しているYouTuber。自分の声で実況するのではなく、「ゆっくり」という文章を自動で読み上げてくれる音声ソフトを使っているのが特徴です。チャンネル登録者数は33万人以上。マインクラフト好きなユーザーから支持を集めています。

ここで紹介している動画も、マインクラフトのキャラクターの消しゴムである「マイケシ」という商品の紹介動画。ゲーム実況系の動画は、依然としてYouTubeは人気ジャンルの1つです。そのため、ゲーム系のタイアップ企画は特に販売促進に結びつきやすい傾向があります。

YouTuberとのタイアップは多種多様! 工夫次第で爆発的な宣伝効果も

YouTuberとのタイアップ動画は宣伝効果も高く、今もっとも注目されているマーケティング手法の1つです。どのYouTuberとタイアップするか、どんな内容の動画で商品・サービスを宣伝するかなど、その方法は多種多様。うまくいけば爆発的な宣伝効果を生み出すこともできます。

まだまだ、正解のないYouTuberとのタイアップ。今回紹介した事例をぜひ参考にし、自社のマーケティングにも役立ててください。